人を知る
この会社に入社する前は営業をしていました。
元々作ったり直したりするのが好きで営業時代もお客様のお預かり品を修理したり綺麗にしたりしていましたので、製造業に転職することに抵抗はありませんでしたね。
子供のころから工事現場など見るのが大好きで職人に憧れていた部分もあったのかもしれません。
入社当時はいかにも「職人」という方達が多かったですね。
でも実際はいろいろ丁寧に教えてもらいました。これまでの営業スキルが生きたのでしょうかね。あとは見て学びました。
「あの人と同じように作りたい」って気持ちが強かったのだと思います。
工場内の進捗管理や製作指示、加工機のプログラムデータの作成が主な仕事になります。
また、社内設備の点検や簡単な修理等も行っています。実際にモノを作ることが殆ど無くなってしまいましたので少し寂しいですね。
厚さ16㎜の鋼板5mにH鋼を溶接して全体の歪みを2㎜以内に収める仕事があるのですが、初めての時は大変でした。
鋼板にはメッキがかかっていて20㎜以上歪んでいましたので、まずはその歪みを直し、それから溶接後の歪みを直す作業を行うのですが、過去にここまでの精度を出したことがありませんでした。
なので過去の経験から1つ1つ仮説をたてて検証し作業を進めていく実験のような感じでしたね。
想像することと根拠を持つことですね。
例えばサポート金具一つにしても、これがどのように設置されて何が乗るのかをしっかり想像し、どの部分の精度を守らなければならないのかを根拠に示せば、モノ作りし易い環境になるのではと考えています。
全体の流れも同様に「受注」から「納品」までを想像し、効率の良い方法を考えながら根拠を見つけ説明し、みんなが納得して製作できる環境を心がけています。
学生時代にやっていたバドミントンを20年ぶりに始めました。
なかなか思うように動けませんが、サークルの方達と和気藹々と楽しんでいます。
工作機械の発達もあり、「職人」の在り方が少しずつ変化してきているように感じます。
この時代の流れに取り残されないよう、常に新しい事に挑戦し、今までの経験を十分に生かせるよう、製作の「プロフェッショナル」を全員で目指していける職場環境を作っていければと考えています。
1年目 | 製造部門の鋼材製作部門に配属。 鋼材の一次加工(切断等)を担当し図面の読み方や材料寸法の算出方法を学ぶ。 CAM操作を学び、切断機械のデータ作成を習得する。 |
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2年目~4年目 | 二次加工(製缶・本溶接)を担当。 材料の切り出しから完成まで一人で行える技術を身に着ける。 |
5年目~6年目 | 鋼材部門の工程管理を担当。 作業の進捗や製品の納期に応じて順序や作業方法を考え全体を円滑に進めるよう手配を行う。 |
7年目~(現在) | 鉄鋼技術課の工程管理を担当。 工場全体の進捗や製品の納期に応じて他部署と話し合いや提案等を行う。 大型の案件に対してはDRから参加し、納品までのサポートを行う。 |
ニュースを見ながらゆっくり朝ごはんを食べる。
たまったメール、当日の作業内容を確認。
現場に行き、自分の目で工程の進捗状態を確かめる。
工作機械のデータを作成し工場に手配をしたり、各工程の作業内容の確認を行う。
当日出図分の図面を確認し、材料の手配依頼や作業の振り分けを行う。
次の日にやるべきことを確認して退社。
週2回は趣味のサークルに参加。テレビを見ながら夕飯を食べる。
この仕事にやりがいを感じます。